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特許明細書の中に「一般式」が含まれる文の訳し方 (学習記録)

特許明細書の中で、例えば「Lia(MxMn2-x-yAy)O4 」などのように、が挿入されているとき、訳し方のパターンを知らないと、翻訳をするのが厄介です。

例として、このような英文のとき↓

英文側

A lithium ion secondary battery comprising:
a positive electrode comprising a positive electrode active material represented by the following general formula (I):
Lia(MxMn2-x-yAy)O4   (I)
wherein 0.4<x, 0≦y, x+y<2, and 0≦a≦2 hold, M represents one or two or more metals selected from the group consisting of Ni, Co, and Fe and including at least Ni, and A represents at least one element selected from the group consisting of B, Mg, Al, and Ti;
~以下省略~

これに対応する日本文側↓

日本文側

下記一般式(I):
Lia(MxMn2-x-yAy)O4 (I)
(式中、0.4<x、0≦y、x+y<2、0≦a≦2であり、MはNi、Co、Feからなる群より選ばれ、少なくともNiを含む一種又は二種以上の金属を示し、AはB、Mg、Al、Tiからなる群より選ばれる少なくとも一種の元素を示す。
で表される正極活物質を含む正極と、
~以下省略~

急に()で囲まれています。

最初にこの対訳を見たとき、これが正しいとは信じられなかったので、他の明細書で上記のように式が挿入されている場合、どのような構造になっているかを複数件調べてみました。

他の例↓

下記一般式(1-2):
(式中、R5及びR6は、同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数1~12のアルキレン基であり、前記アルキレン基は、1個以上のフッ素原子により置換されていてもよく、1個以上の二重結合を含んでいてもよい。で示される化合物

なってますね。

いくつか明細書に目を通してみましたが、どうやら特殊な表現の仕方ではないようです。
特許明細書ならではのパターンということですね。

今回数十件ほど目を通してみて、その中での共通点をまとめると↓

共通点まとめ

式のあとのwhereinから までの間が 和訳では→(式中、 

・半角の数字や記号は、和訳では全角になる。
例 Lia(MxMn2-x-yAy)O4 →Lia(MxMn2-x-yAy)O4

・「0≦a≦2 hold,」などの「hold」の和訳は「であり、」
例 0≦a≦2 hold, → 0≦a≦2であり、

※「式中」に関しては、普通に「In the formula」と表現されいていることも多々ありました。

一瞬「おや?」と思うような表現も、パターンが見えれば恐るるに足らず。

 

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