請求項の翻訳をしていると、結構共通のパターンがあることに気付きました。
よく見るパターンの一つが↓
A comprising:
①;
②;and
③.
という構造。
このときの訳文は↓
①と、
②と、
③から成るA
上記ではcomprisingの訳を「から成る」としてますが、他にも、
「備える」「含む」などが使い分けられています。
以上を踏まえると、例えば以下のように一見複雑そうな英文も↓
A method of bonding a fluoropolymer to a substrate comprising:
providing a bonding composition between a fluoropolymer and a substrate, the bonding composition including a light-absorbing electron donor; and
exposing the bonding composition to actinic radiation.
光吸収電子供与体を含む結合形成組成物を、フルオロポリマーと基材との間に提供する工程と、
前記結合形成組成物を化学放射線に暴露する工程と、を含む、フルオロポリマーを基材に結合させる方法。
このような構造であることがわかります。
頭から順番に訳そうと思うと、文がどこで切れるのか一瞬混乱しそうになりますが、
「セミコロン;」や「セミコロン;and」のあとのみ文を切るとスムーズに訳せます。
今まではエディタ上で「分け過ぎていた」のでかえって複雑になってしまっていました。
今日から請求項の自力翻訳を開始して、最初はこのセミコロンはなんだろうかと思ったのですが、正体は文のまとまりを示すための目印でした。ありがたい。