「P&G特許を読む」シリーズを通して学んだこと↓
(ざっくりまとめ)
・明細書の読解の際、不明な用語や概念に出会ったときの調査方法、及び掘り下げる度合い。
・対訳収集の仕方、テクニック。(e.g.,再利用性を考えた登録の仕方など)
・特許明細書特有の表現。
・エマルション、界面活性、凝集、クロマトグラフィーなど化粧品から派生した関連知識。
・翻訳のフロー。
ちなみに、このシリーズを終えるのに1か月くらい掛かってしまったのは、(今の自分のレベルではお勧めはされていなかったのですが)翻訳作業を行っていたのが原因です。
最初は秀丸エディタを使用して、管理人さんと同じように、文を分解してそれに対応する英文を張り付けて、という作業を行っていたのですが、
途中からまず先に自分でやってみて、管理人さんの作業工程と照らし合わせて、、とやっているうちに、明細書の中では結構同じ表現が繰り返されていたりするので、日本語を見ていると、自然と英文が思い浮かぶようになってきました。
それからは、文を分解する際に自分でまず英訳をして、その後に対訳をコピペして、違いを修正して、、という風にすすめておりました。
かなり時間は掛かったのですが、少しだけ自信もついてきました。
その中で、やはり一対一になっていない部分の翻訳が難しいと感じました。
当たり前なのですが、同じ単語であっても業界によって使い分けないといけなかったり。
例えば「class」という単語。
エステルの話をしているときは「部類」と訳し、
レーザーの話のときは、「クラス」とカタカナで訳す。
これは英語力ではなく、背景知識があるかどうかの問題。
状況に応じて正しく使い分けができるかどうかがAIとの差になり、それは機械翻訳が発展してしてもまだ当分埋められないものだと感じています。
ですので、これからも安心して血を吐くほど頑張っていこうと思います。